息子名義を担保に借りた理由

――第三者担保提供ローンに助けられた私の体験談――
生活費・治療費・事業の立て直し……
私はさまざまな理由が重なり、まとまった資金が急ぎで必要になりました。
銀行にも相談しましたが、
・収入が不安定
・私名義の不動産がない
・過去の返済遅れがある
そんな理由で、どこへ行っても首を横に振られてしまいました。
『もう打つ手がないのかもしれない…』
当時は、本気でそう思っていました。
でも、私の様子がおかしいことを見て、息子が声をかけてくれました。
「そんなに困ってるなら言ってよ。
家、担保にしてもいいよ。助けになれるなら。」
驚きと、ありがたさと、少しの申し訳なさが混ざって涙が出ました。
この一言が、私が前に進む決意を持てたきっかけでした。
第三者担保提供ローンを知ったのはこの時です。
「息子の家を担保に、私が借りる」
そんなこと本当にできるのか半信半疑でしたが、
調べるうちに “第三者担保提供ローン” という仕組みがあることを知りました。
第三者担保提供ローンとは?
・家や土地の名義人(=息子)と、借りる人(=私)が違っていても利用できる
・担保評価(不動産の価値)がしっかりしていれば、融資の可能性がある
・銀行よりも、不動産担保ローンを扱う専門会社の方が柔軟
正直、こんな方法があるとは知りませんでした。
まず必要なのは「息子の同意」です。
第三者担保提供ローンを利用するには、
不動産の所有者である息子の同意が絶対に必要です。
ローン会社からは、息子にも確認が入ります。
・担保提供の意味を理解しているか
・書類に間違いはないか
息子の家を担保にするわけですから、当然の流れです。
息子はすべて快く対応してくれました。
本当に“子どもの存在ってありがたい”と感じた瞬間でした。
銀行に断られた私でも、審査が進んだ理由
正直、私は「もうどこにも借りられない」と思っていました。
しかし、専門会社は “担保の価値”を最優先にするため、収入が不安定でも、年齢が高くても、過去に返済遅れがあっても、
“今後返済できる見込みがあるか”と“担保評価”の2点が揃っていればしっかり審査してくれました。
その後の審査は思っていたよりもスムーズで、銀行で断られた時の絶望は何だったのかと思うほどでした。
借りた後に感じたのは「安心」と「責任感」。
資金を確保できたことで、生活も仕事も少しずつ落ち着きを取り戻しました。
ただ、お金を借りたその瞬間から、
胸の奥に強く残ったのは “責任” でした。
・収支の見直し
・息子にも経過報告
・追加収入の確保
借金というより、“家族の信頼を守るための約束” を背負ったような感覚でした。
この経験から分かったこと
■ 第三者担保提供ローンは「家族の理解」があってこそ成り立つ
無理に頼むのではなく、お互いに納得したうえで進めることが大切です。
■ 銀行に断られても、選択肢はゼロではない
専門会社は、担保価値を重視してくれるため、“銀行では難しい人”でも可能性があります。
■ 借りた後の生活は、以前よりも前向きになれる
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